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『ケイマンGTSって、Sと何がそんなに違うの?』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、GTS 4.0は4.0Lの自然吸気6気筒(フラット6)を積んだ718です。4気筒ターボのSとは、エンジンの性格がまるで違います。
この記事では、価格・性能・維持費をSと横並びで比べて、どんな人に合うかをお話しします。
718ケイマン GTS 4.0ってどんなグレード?
GTS 4.0は、718ケイマンと718ボクスターの両方にあるグレードです。ベースやSの4気筒ターボとは違い、4.0Lの水平対向6気筒を自然吸気(NA)で積んでいます。
982型は2016年に登場した時、ベースとSを4気筒ターボにしました。そこへ2020年、NAの6気筒を積んだGTS 4.0が加わったんです。
「718で6気筒NAに乗れる、GT4 RS・スパイダーRSの手前のグレード」。価格は2026年10月時点の公式表示でケイマン1,262万円、ボクスター1,301万円です。
ちなみに、2020年より前の718 GTSは4気筒ターボでした。中古で「718 GTS」を探す時は、名前に「4.0」が付いているかを見てみてください。
『ケイマンのNAって、昔の981型と同じ?』と思う方もいますよね。
981型までのケイマンは、NAの6気筒が中心でした。GTS 4.0は、その流れを718で味わえるグレードなんです。
昔の型との違いは981・987・986型ケイマンの違いで詳しく書いています。
GTS 4.0とSの違いを数字で比べると?
一番迷うのがSとの比較ですよね。公式の数字を並べてみました。

どちらもケイマン(クーペ)の数字です。ボクスターでも、エンジンと変速機の組み合わせは同じです。
| 項目 | ケイマンS | ケイマン GTS 4.0 |
|---|---|---|
| エンジン | 2.5L 水平対向4気筒ターボ(2,497cc) | 4.0L 水平対向6気筒NA(3,995cc) |
| 最高出力 | 350PS | 400PS |
| 最大トルク | 420N・m | 420N・m |
| 0-100km/h | 4.4秒 | 4.0秒 |
| 最高速度 | 285km/h | 288km/h |
| 変速機 | 6速MT/7速PDK | 6速MT/7速PDK |
| 車両重量(6MT) | 1,430kg | 1,480kg |
| 全長×全高 | 4,379×1,295mm | 4,405×1,276mm |
| 価格(2026年10月時点の公式表示) | 1,077万円 | 1,262万円 |
0-100km/hと最高速度は、PDKなどの条件での公式表示値です。
最大トルクはどちらも420N・mで同じです。『じゃあ速さはそんなに変わらない?』と思いますよね。
実際、数字の差は出力50PSと加速0.4秒くらいです。違いが大きいのは、数字よりも回転の上がり方と音だと言われます。
GTS 4.0は全長が26mm長く、全高が19mm低いです。全幅1,801mmとホイールベース2,475mmは同じです。
4気筒ターボと6気筒NAは何が違う?
ここがGTS 4.0を選ぶかどうかの一番大事なところです。
- 高回転まで回す気持ちよさがある
- アクセルを踏んだ分だけ素直に力が出る
- 6気筒らしい音を楽しめる
- 低い回転からトルクが出て、街乗りで楽
- 車両価格が185万円安い
- 自動車税が年22,000円安い
ターボ車は低い回転から力が出るので、街中では扱いやすいんです。一方でNAは、回転を上げていくほど力と音が伸びていくタイプです。
例えばこんな会話はよくあります。
「Sで十分速いのに、なんでGTSなんですか?」
「速さよりも、回していく時の音と感触が欲しかったんですよね」
4気筒ターボの音は、6気筒に比べて好みが分かれると言われます。音にこだわるなら、試乗で聞き比べてみるのが一番です。
もう1つの違いは重さです。6MT同士でGTS 4.0は1,480kg、Sは1,430kgで、50kgの差があります。
数字だけ見ると小さな差ですが、エンジンが大きい分の重さだと考えると分かりやすいですよね。
エンジンごとのスペックの違いはポルシェ718のスペック一覧にまとめています。
試乗で何を確かめればいい?
SとGTS 4.0で迷っているなら、できれば両方に乗ってみるのが一番です。ただ、なんとなく走るだけだと違いが分かりにくいんです。
- 同じ道で、SとGTS 4.0に続けて乗る
- 信号からの発進で、低い回転の力強さを比べる
- 合流や登り坂で、回転を上げた時の伸び方を比べる
- 窓を少し開けて、エンジンの音の違いを聞く
- 駐車場で、取り回しや乗り降りのしやすさも見ておく
例えば街中の発進では、ターボのSの方が楽に感じる人も多いはずです。
逆に、回転を上げていく場面ではGTS 4.0の気持ちよさが分かりやすくなります。自分がどちらの場面を多く走るかを思い浮かべながら乗ってみてください。
GTS 4.0はMTとPDK、どっちがいい?
GTS 4.0は6速MTと7速PDKの両方があり、価格は同じです。ここも迷うところですよね。
- 6気筒NAを自分で回す楽しさがある
- 中古相場が上がり気味と報じられる仕様
- 運転している実感が強い
- 渋滞や街乗りで疲れにくい
- シフト操作に気を取られず運転に集中しやすい
- 在庫車が見つかりやすい
『せっかくのNAだからMTで』という方は多いです。ただ、通勤や渋滞が多いならPDKの方が気楽に乗れます。
どちらが合うかは、乗る場面の多さで決めるのがいいと思います。
MTとPDKの比べ方は718はMTとPDKどっち?でも詳しく見ています。
ケイマンにV6やV8はある?フラット6との違い
「ケイマン V8」「ケイマン V6」で調べる方もいますよね。実は、718ケイマンにV型エンジンは設定されていません。

GTS 4.0の6気筒は水平対向(フラット)6気筒です。シリンダーが左右に寝た形で向かい合っていて、V型とは並び方が違います。
| 呼び方 | 並び方 | 718ケイマンでの設定 |
|---|---|---|
| 水平対向4気筒(フラット4) | 左右に2気筒ずつ寝かせる | ベース・スタイルエディション・S |
| 水平対向6気筒(フラット6) | 左右に3気筒ずつ寝かせる | GTS 4.0・GT4 RS(ボクスターはスパイダーRS) |
| V型6気筒・V型8気筒 | V字に並べる | 設定なし |
水平対向エンジンは背が低く、車の重心を下げやすい形です。ポルシェが長く使ってきたエンジン形式なんです。
「718 GTS」と書かれていても、2020年より前の車は4気筒ターボです。6気筒が欲しいなら、車検証の型式(GTS 4.0は7BA-982M40など)や装備表で確かめておきましょう。
ケイマンGTSとボクスターGTSはどう違う?
GTS 4.0は、クーペのケイマンとオープンのボクスターの両方にあります。エンジンと変速機は同じです。
| 項目 | ケイマン GTS 4.0 | ボクスター GTS 4.0 |
|---|---|---|
| ボディ | クーペ | 電動ソフトトップのオープン |
| エンジン | 4.0L 6気筒NA 400PS | 4.0L 6気筒NA 400PS |
| 変速機 | 6速MT/7速PDK | 6速MT/7速PDK |
| 価格(2026年10月時点の公式表示) | 1,262万円 | 1,301万円 |
価格差は39万円です。SやベースでもケイマンとボクスターはSで39万円、ベースで20万円の差なので、だいたい同じくらいの開きです。
『オープンで6気筒の音を浴びたい』という方には、ボクスターGTSが合っていますよね。
屋根を開けると、エンジンの音がより近くで聞こえます。ただ、ソフトトップは保管場所や手入れも考えておきたいところです。
クーペとオープンの選び方はケイマンとボクスターの違いで比べています。
GTS 4.0の維持費はSより高い?
車両価格だけでなく、毎年かかるお金も少し違います。
| 項目 | S(2.5L) | GTS 4.0(4.0L) | 差 |
|---|---|---|---|
| 自動車税(年額) | 43,500円 | 65,500円 | 22,000円 |
| 燃料 | ハイオク | ハイオク | 同じ |
| 燃料タンク | 64L | 64L | 同じ |
| タイヤ(標準・装着例) | 前235/40ZR19・後265/40ZR19 | 前235/35ZR20・後265/35ZR20 | 1インチ大きい |
自動車税は2019年10月以降に登録した自家用乗用車の場合です。5年乗ると税金だけで11万円の差になります。
現行型の日本のWLTC燃費はカタログに載っていません。実燃費は乗り方で大きく変わるので、幅で考えておきましょう。
- 車両価格の差185万円(ケイマン同士)に納得できるか
- 毎年の自動車税が22,000円上がっても大丈夫か
- 前後異径タイヤで、ローテーションできないことを知っているか
- 試乗で4気筒ターボと6気筒NAの違いを感じたか
維持費の全体はポルシェ718の維持費で計算しています。
GTS 4.0の価格が高く感じる時の考え方
185万円の差は大きいですよね。『その分、オプションを付けたSの方がいいかも』と考える方もいるはずです。
そんな時は、Sにオプションを足した総額と、GTS 4.0の総額を見積書で並べてみてください。エンジンは後から変えられないので、6気筒NAが欲しいならそこは譲れないところです。
GTS 4.0は買い?どんな人に合う?
結論から言うと、6気筒NAに価値を感じる人には、718で一番バランスがいいグレードです。
GT4 RSやスパイダーRSは500PSで、価格は2,065万円です。GTS 4.0はそこまでいかなくても、6気筒NAを公道で楽しめるんです。
| こんな人 | 合うグレード |
|---|---|
| 街乗り中心で、価格を抑えたい | ベース・S |
| 6気筒NAの音と回転を楽しみたい | GTS 4.0 |
| サーキットを本気で走りたい | GT4 RS |
| オープンで軽さを楽しみたい | スパイダーRS |
『どうせならGT4 RSまで行くべき?』と迷う方もいますよね。GT4 RSはサーキット寄りの性格で、PDKのみです。
MTで6気筒NAに乗りたいなら、現行グレードではGTS 4.0が選択肢になります。
GT4 RSの中身は718ケイマン GT4 RSの価格と中身で見ています。
オープンの最上位は718スパイダーRSとは、グレード全体は718のグレードの違い一覧をどうぞ。
982型は受注終了で、新車は在庫車が中心です。GTS 4.0は人気が高く、在庫も値引きも期待しにくい仕様です。見つけたら見積もりを取って比べてみてください。
値引きの目安はポルシェ718の値引き相場と交渉の順番で詳しく書いています。
ポルシェ718買いたいドットコム
ポルシェ718の値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ポルシェ718の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
GTS 4.0は2020年から加わったグレードなので、中古でも比較的新しい年式になります。前後異径タイヤ(20インチ装着例で前235/35ZR20・後265/35ZR20)の残りと、整備記録を見ておきましょう。
よくある質問
718ケイマンGTS 4.0の価格はいくらですか?
2026年10月時点の公式表示価格で、ケイマンが1,262万円、ボクスターが1,301万円です。MTとPDKは同じ価格です。
GTS 4.0とSの一番の違いは何ですか?
エンジンです。Sは2.5Lの4気筒ターボ、GTS 4.0は4.0Lの6気筒自然吸気です。最大トルクはどちらも420N・mですが、回転の上がり方と音の性格が違います。
ケイマンにV8やV6のモデルはありますか?
718ケイマンにV型エンジンの設定はありません。GTS 4.0とGT4 RSの6気筒は水平対向(フラット)6気筒です。
GTS 4.0はMTで買えますか?
6速MTと7速PDKが設定されています。ただ受注終了後の今は在庫車が中心で、MTの在庫は少なめです。
2020年より前の718 GTSは何が違いますか?
2020年より前の718 GTSは4気筒ターボでした。6気筒NAが欲しい場合は、名前に「4.0」が付いた車を選んでください。
GTS 4.0の燃費はどれくらいですか?
現行型の日本のWLTC燃費はカタログに載っていないため、数字は断定できません。燃料はハイオクで、タンクは64Lです。
まとめ
- GTS 4.0は4.0L自然吸気フラット6・400PSの718
- 価格はケイマン1,262万円、ボクスター1,301万円(2026年10月時点の公式表示)
- Sとの差はケイマン同士で185万円、自動車税は年22,000円高い
- 718にV6・V8の設定はなく、6気筒は水平対向
- 6気筒NAをMTで新車同然に選べる、現行で数少ないグレード





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