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『ケイマンは買えそうだけど、毎年いくらかかるのか分からなくて踏み切れない』という方も多いはずです。
結論から言うと、718の維持費は「毎年決まっている税金」と「乗り方で変わる費用」に分けると読めます。税金は年36,000円〜65,500円で、差が大きいのはガソリン代・保険料・タイヤです。
この記事では、決まっている費用は確定額で、変わる費用は計算の仕方と目安の考え方で出していきます。
ポルシェ718の維持費は何でできている?
まずは全体の中身から見ておきましょう。718の維持費は、ざっくり6つに分かれます。

| 費目 | 払う時期 | 金額の決まり方 |
|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | 毎年5月ごろ | 排気量で決まる(確定額) |
| 自動車重量税・自賠責保険 | 車検の時 | 車両重量の区分と期間で決まる |
| 任意保険 | 毎年 | 年齢・等級・車両保険の有無で大きく変わる |
| ガソリン代 | 給油のたび | 走行距離と燃費で決まる(ハイオク) |
| 点検・オイル・車検整備 | 定期的に | 依頼先と作業内容で変わる |
| タイヤ・ブレーキなど消耗品 | 減ったら | 乗り方とサイズで変わる |
ここに駐車場代が加わります。駐車場は地域で全然違うので、この記事では計算から外しておきますね。
決まっている額は自動車税だけです。あとは「年に何km走るか」「保険をどう掛けるか」でほぼ決まります。だから自分の条件で計算するのが一番の近道なんです。
自動車税はグレードでいくら違う?
718の自動車税は排気量で3段階に分かれます。4気筒ターボか6気筒NAかで、毎年の税金がかなり違うんです。
| エンジン | 該当グレード | 自動車税(年額) | 5年間の合計 |
|---|---|---|---|
| 2.0L(1,988cc) | ベース・スタイルエディション | 36,000円 | 180,000円 |
| 2.5L(2,497cc) | S | 43,500円 | 217,500円 |
| 約4.0L(3,995cc) | GTS 4.0・GT4 RS・スパイダーRS | 65,500円 | 327,500円 |
2019年10月以降に登録した自家用乗用車の税額です。それより前に登録された中古車は、税額が違う場合があるので車検証の登録日を見てみてください。
例えば、ベースとGTS 4.0では毎年29,500円の差です。5年なら147,500円の差になります。
『GTS 4.0に憧れるけど、税金だけでこんなに違うの?』と思いますよね。ただ、維持費全体で見ると、税金よりガソリン代と保険の差の方が大きくなりがちです。
重量税と自賠責は車検の時にまとめて払う
重量税は車両重量の区分で決まります。718はほとんどの仕様が1.5t以下の区分で、GT4 RS(1,490kg)やスパイダーRS(1,485kg)もここに入ります。
金額は登録からの年数や制度の改定で変わるので、ここでは区分だけにしておきます。車検の見積書で確かめるのが確実です。
ガソリン代は年間いくら?
ガソリン代は走る距離で大きく変わります。718はどのグレードもハイオク指定です。
まず知っておきたいのが、現行型(2024年版)の日本のWLTC燃費はカタログに載っていないことです。参考になるのは、2022年頃のPDK車でWLTC 10〜11km/L台という値くらいなんです。
そこで、燃費とハイオク価格を仮置きして計算してみました。

| 年間走行距離 | 燃費10km/Lの場合 | 燃費8km/Lの場合 |
|---|---|---|
| 3,000km | 54,000円 | 67,500円 |
| 5,000km | 90,000円 | 112,500円 |
| 10,000km | 180,000円 | 225,000円 |
ハイオク1Lあたり180円で仮置きした計算です。燃費の数字も仮置きで、実際は街乗り中心か高速中心かで上下します。
『週末だけ乗るつもり』なら年3,000〜5,000km、『通勤にも使う』なら1万km前後で見ておくと現実に近いはずです。
タンク容量は2.0L系が54L、SとGTS 4.0が64Lです。満タン1回の金額は、ハイオク価格にこの容量を掛ければ出せます。
実際の燃費の幅は718の実燃費はどれくらい?で詳しく見ています。
年間ガソリン代 = 年間走行距離 ÷ 燃費 × ハイオク価格。自分の走行距離と、住んでいる地域のハイオク価格を入れて計算してみてください。
ケイマンの保険料はどう決まる?
任意保険は、維持費の中で一番人によって差が出る費目です。同じ718でも、年齢と等級で何倍も違うことがあります。
- 運転する人の年齢と、年齢条件の設定
- ノンフリート等級(無事故で上がる割引)
- 車両保険を付けるか、免責をいくらにするか
- 車両保険の金額(車の価格が高いほど上がりやすい)
- 使い方(日常・レジャーか、通勤か)
718は本体価格が948万円〜(2026年10月時点の公式表示)の車です。車両保険を付けると、保険の金額が大きくなる分、保険料も上がりやすいんです。
『車両保険って付けるべき?』と迷いますよね。
ローンで買う人や、修理代を自分で払うのが難しい人は付けておくと安心です。逆に、現金で余裕を持って買った人は、免責を高めにして保険料を抑える選び方もあります。
- 車検証(中古なら車台番号)を手元に用意する
- 年齢条件・等級・使い方をそろえる
- 車両保険あり・なしの両方で見積もりを出す
- 2〜3社で同じ条件にして比べる
例えばこんな相談がよくあります。
「ケイマンに乗り換えたら保険料がかなり上がって…」
「車両保険の金額と免責を見直すと、下がる余地があるかもしれません」
保険は乗り換える前に見積もりを取っておくと、買った後に慌てずに済みますよ。
点検・車検・整備の費用はどう考える?
718の点検や車検は、どこに頼むかで費用が変わります。正規販売店のポルシェセンターか、輸入車に強い整備工場か、という選び方になります。
| 依頼先 | 良いところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| ポルシェセンター(正規) | 専用の診断機と純正部品。保証との相性が良い | 工賃は高めになりやすい |
| 輸入車に強い整備工場 | 工賃を抑えやすい | 診断機の有無や得意な車種を確かめたい |
| ユーザー車検 | 検査の手数料だけで通せる | 整備は別に必要。不具合を見落としやすい |
新車保証は3年・走行距離無制限です。保証期間中は、正規で点検を受けておくと安心ですよね。
ケイマンのユーザー車検はできる?
できます。ユーザー車検は、自分で運輸支局に車を持ち込んで検査を受ける方法です。
ただ、ユーザー車検は「検査に通す」手続きで、整備ではありません。718はミッドシップでエンジンが床下の奥にあり、オイル漏れなどを自分で見るのは少し大変なんです。
車検代を浮かせようとして、点検をまとめて飛ばしてしまう。後で大きな修理になると、浮いた分よりずっと高くつくことがあります。
ケイマンの整備性はどう?
エンジンは車体の真ん中、運転席の後ろにあります。上から覗いて触れる場所が少なく、作業は下から行うことが多い車です。
だから、オイルや冷却水の点検も「お店に任せる」前提で考えておくのが現実的です。
オイル交換の時期や量の確かめ方は718のオイル交換の時期と量にまとめています。
タイヤ・ブレーキの消耗品はどれくらいかかる?
718のタイヤは前後でサイズが違います。前後異径なので、前と後ろを入れ替えるローテーションができないんです。
| グレード | 前タイヤ | 後タイヤ |
|---|---|---|
| ケイマン(ベース) | 235/45ZR18 | 265/45ZR18 |
| ケイマンS | 235/40ZR19 | 265/40ZR19 |
| GTS 4.0・スタイルエディション(20インチ装着例) | 235/35ZR20 | 265/35ZR20 |
後ろの方が太く、減り方も前後で違うことが多いです。そのため、前後2本ずつの交換になりやすいんですね。
インチが大きいほど、タイヤ1本の値段は上がる傾向があります。オプションで19・20インチを付けた車は、交換費用も高めに見ておきましょう。
サイズ別の交換費用の考え方やスタッドレスの話は718のタイヤサイズと交換費用で詳しく書いています。
- タイヤ(前後異径・2本ずつ交換になりやすい)
- ブレーキパッドとローター
- バッテリー
- ワイパーゴム
- ボクスターはソフトトップ(幌)の状態
グレード別に維持費を比べるとどうなる?
ここまでの数字を、グレード別に並べてみます。ガソリン代は年5,000km・燃費10km/L・ハイオク180円で仮置きしています。

| 費目(年額) | ベース・スタイルエディション | S | GTS 4.0 |
|---|---|---|---|
| 自動車税 | 36,000円 | 43,500円 | 65,500円 |
| ガソリン代(仮置き) | 90,000円 | 90,000円 | 90,000円 |
| 税金とガソリン代の合計 | 126,000円 | 133,500円 | 155,500円 |
| 任意保険 | 条件で変わる | 条件で変わる | 条件で変わる |
| 点検・消耗品 | 依頼先と走行距離で変わる | 同左 | 同左 |
ガソリン代を同じ燃費で仮置きしたので、グレードの差は税金だけに見えます。実際は排気量や乗り方で燃費が違うので、上のグレードほどガソリン代も上がると考えておくと安全です。
ここに保険料と点検・消耗品が加わります。つまり税金とガソリンで年13万〜16万円前後、それに保険と整備を足した額が、年5,000km乗る人の維持費の土台になります。
『思ったより税金は高くないけど、保険と整備が読めない』という方は、保険の見積もりと、購入予定店の点検費用の見積もりを先に取っておくのがおすすめです。
- 2.0Lのベース・スタイルエディションを選ぶ
- 18インチのタイヤサイズのままにする
- 年間走行距離が短い使い方
- 4.0LのGTS 4.0・GT4 RS・スパイダーRS
- 20インチなど大径ホイール
- 通勤も含めて毎日乗る使い方
維持費を見たうえで、買い方をどう考える?
維持費が分かると、『買う時の総額をもう少し下げたい』と思う方も多いはずです。
718の新車は受注終了が発表され、買えるのは在庫車が中心です。値引きの余地や交渉の順番はポルシェ718の値引き相場と交渉の順番で詳しく書いています。
総額を下げるのに効きやすいのは、今の車をいくらで手放せるかです。下取りの前に、今の車の買取額を調べておくと、乗り換えの予算が立てやすくなります。
ポルシェ718買いたいドットコム
ポルシェ718の値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ポルシェ718の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
ボクスターかケイマンかで迷っている方も、維持費の差は小さめです。本体価格はボクスターが少し高く、ボクスターは幌の手入れが加わる、という違いくらいなんです。
よくある質問
ポルシェ718の年間維持費はいくらですか?
決まっているのは自動車税で、2.0Lが年36,000円、2.5LのSが年43,500円、約4.0LのGTS 4.0などが年65,500円です。ガソリン代は年5,000km・燃費10km/L・ハイオク180円の仮置きで年9万円ほど。ここに保険料と点検・消耗品が加わります。
ケイマンとボクスターで維持費は違いますか?
エンジンが同じなら自動車税は同じです。ボクスターは幌(ソフトトップ)の手入れが加わる点が違います。
ケイマンの保険料はいくらくらいですか?
年齢・等級・車両保険の有無で大きく変わるため、一律の金額は言えません。同じ条件で2〜3社の見積もりを取って比べるのが確実です。
ケイマンはユーザー車検で通せますか?
通せます。ただユーザー車検は検査の手続きで、整備は別に必要です。718はエンジンが奥にあり自分で点検しにくいので、整備はお店に頼む前提で考えておくと安心です。
現行718の燃費は何km/Lですか?
現行型(2024年版)の日本WLTC燃費はカタログに載っていません。参考値として、2022年頃のPDK車でWLTC 10〜11km/L台という数字があります。
まとめ
- 決まっている維持費は自動車税で、年36,000円・43,500円・65,500円の3段階
- ガソリン代は年5,000km・燃費10km/L・ハイオク180円の仮置きで年9万円ほど
- 任意保険は年齢・等級・車両保険で大きく変わるので見積もりで確かめる
- タイヤは前後異径で、2本ずつの交換になりやすい
- 整備はお店に任せる前提で、依頼先の見積もりを先に取っておく





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