当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
718より前のケイマンやボクスターが気になっている。でも型式が多すぎて、どれがどう違うのか分からない。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、981ケイマンは「自然吸気の6気筒をいちばん新しい形で味わえる世代」です。987は価格が下がって手を出しやすい一方、前期と後期で中身がかなり違います。986は趣味の1台として割り切れる人向けです。
この記事では、3つの世代の見分け方と、中古で外さないための確認ポイントが分かります。
986・987・981って結局なにが違うの?
ボクスターとケイマンは、世代ごとに3桁の型式番号で呼ばれます。現行の718は982型で、その前が981、987、986と続きます。
エンジンの性格で分けると、986から981までは水平対向6気筒の自然吸気、718(982型)のベース・Sは4気筒ターボです。6気筒の音にこだわるなら981以前か、718のGTS 4.0以上になります。
| 世代 | ボクスター | ケイマン | 登場 | ひとことで言うと |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | 986 | 無し | 1996年 | ボクスター誕生。「涙目」ライト |
| 2代目 | 987 | 987C | 2004年(ケイマン2005年) | ケイマン誕生。後期で直噴とPDK |
| 3代目 | 981 | 981C | 2012年(ケイマン2013年) | ボディ一新。NA6気筒が中心の最後の世代 |
| 4代目 | 982 | 982C | 2016年 | 「718」の名前。ベース・Sは4気筒ターボ |
ケイマンは987から始まったクーペなので、986型のケイマンはありません。『ケイマンの初代っていつ?』と思った方は、987Cが初代だと覚えておけば大丈夫です。
歴代全体の並びはポルシェ718の歴代モデル一覧で年式ごとに見られます。

986型ボクスター(初代)はどんな車?
ボクスター 初代にあたるのが986型です。1996年に登場したポルシェのミッドシップ・オープンで、今の718につながる血筋の出発点なんです。
「涙目」のヘッドライトで見分ける
ボクスター 涙目と呼ばれるのは、この986型のことです。ヘッドライトの下側にウインカーがしずくのように流れ込んだ形で、ひと目で分かります。
当時の911(996型)と前まわりの部品を共有していたので、顔つきがよく似ているんですよ。
986を選ぶ時に知っておきたいこと
年式としてはかなり古く、ポルシェ ケイマン 昔の世代を探しているような感覚に近い1台です。そのぶん車両価格は下がっていますが、整備の履歴で状態が大きく変わります。
『安いから入門に』という気持ちは分かります。ただ、買った後の整備費は車両価格の安さとは関係なく、ポルシェの部品代で決まるんです。
車両価格だけで決めて、幌・冷却系・足まわりの整備がまとめて来てしまうケースです。購入前に整備記録簿があるかを確かめておきましょう。
インタミ問題ってどの世代の話?
ケイマン インタミ問題、ボクスター インタミ問題で検索すると、不安になる話がたくさん出てきますよね。ここははっきりさせておきます。
インタミとは、IMS(インターミディエイトシャフト)というエンジン内部の部品のことです。この部品の軸受けが傷むと、エンジンに大きなダメージが出ることがあると言われてきました。
話の中心は986型と987型前期に積まれていたM96・M97系エンジンです。現行の718(982型)には当てはまりません。
| 世代 | インタミ問題の対象か | 確認すること |
|---|---|---|
| 986 | 対象の中心 | 対策品への交換歴があるか |
| 987前期 | 対象になりうる | 年式とエンジン型式、交換歴 |
| 987後期 | 前期とはエンジン設計が変わった世代 | 車検証の年式で前期・後期を確かめる |
| 981 | 当てはまらない世代とされる | 通常の整備履歴 |
| 982(718) | 当てはまらない | 通常の整備履歴 |
前期か後期かは、見た目だけで判断しにくいこともあります。車検証の初度登録と型式、販売店の説明を合わせて見るのが確実です。
例えば、販売店ではこんなやりとりになります。
「この987はインタミの対策はしていますか」
「記録簿に交換の記載があります。部品の明細も一緒にお渡しできます」
口頭の「大丈夫ですよ」だけで終わらせず、紙で残っているかを見ておきましょう。
987型ケイマン・ボクスターはどう選ぶ?
ボクスター 987とケイマン987Cは、2004年から(ケイマンは2005年から)の世代です。ケイマンという名前が生まれたのもここからなんです。
前期と後期で中身が違う
987は途中でエンジンが直噴に変わり、2ペダルもPDKが選べるようになりました。それより前の2ペダルは、ティプトロニックと呼ばれるトルコン式ATです。
『987なら全部同じでしょ?』と思われがちですが、実は乗り味も弱点も前期と後期でけっこう違います。
987のヘッドライトとメーター
987 ケイマン ヘッドライトは、986の涙目から独立した丸みのある楕円の形になりました。ウインカーがライトの中にまとまり、今のケイマンに近い顔つきです。
987 ケイマン メーターは、丸い3眼のアナログ式です。真ん中に大きなタコメーターを置く並びは、ポルシェらしさとして今の718まで続いています。
987の相場の考え方
987 ケイマン 相場は、年式・走行距離・前期か後期か・MTかで大きく変わります。具体的な金額は時期と地域で動くので、ここでは「どの条件で上下するか」だけ押さえておきましょう。
- 前期か後期かを車検証の年式で確かめる
- 前期ならインタミ対策の記録があるかを見る
- 2ペダルがティプトロニックかPDKかを確かめる
- ウォーターポンプやラジエーターの交換歴を見る
981型ケイマン・ボクスターは今も狙い目?
981 ケイマンとボクスター 981は、2012年(ケイマンは2013年)に登場した世代です。ボディが一新され、見た目も中身もぐっと今風になりました。
981が人気の理由
一番の理由は、ベースグレードから自然吸気の6気筒を積んでいる点です。次の718でベース・Sが4気筒ターボになったので、「6気筒のケイマンを手ごろに」と考える人が981を探すんですね。
その分、ボクスター 中古 981の人気は根強く、生産から時間がたっても値段が落ちにくいと言われます。
981のヘッドライトとメーター
981 ケイマン ヘッドライトは、987よりつり上がったシャープな形です。718(982型)とはぱっと見で似ていますが、718はライトの中の4灯の光り方で見分けられることが多いです。
981 ケイマン メーターは3眼で、右側の丸の中が液晶の画面になっています。ここに油温やナビの情報を出せるので、ケイマン 油 温を確かめたい方にも見やすい作りです。
981の相場をどう見るか
981 ケイマン 相場は、987より高めで推移しやすい傾向があります。6気筒の人気に加えて、718の生産終了の報道で「NAのポルシェ」全体に目が向いているためです。
ただ、具体的な金額は在庫と時期で動きます。『いくらなら買い?』と思ったら、同じ年式・走行距離・変速機で何台か並べて見るのが一番分かりやすいですよ。
ポルシェ718買いたいドットコム
ポルシェ718の値段、先に相場を見ておく
気になる年式と変速機で、中古車の在庫を条件で絞って見てみてください。同じ981でも走行距離と整備記録で値段の付き方が変わります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
ウォーターポンプやラジエーターは交換が必要?
ケイマン ウォーターポンプ、ボクスター ウォーター ポンプ 交換は、旧型を買う人がよく調べるテーマです。冷却系はミッドシップのポルシェでは大事な部分なんです。
ウォーターポンプは消耗品として考える
ウォーターポンプは、エンジンの冷却水を回す部品です。年数や距離がたつと、水漏れや異音が出ることがあります。
ケイマン ウォーター ポンプ 交換 費用は、部品の種類や同時に替える部品、店の工賃で大きく変わります。部品代と工賃を合わせて数万円から十数万円程度と言われることが多いですが、見積もりを取って比べるのが確実です。
ラジエーターは前の左右にある
ケイマン ラジエーターは、車の前側の左右に分かれて付いています。前から入る空気で冷やす仕組みなので、落ち葉やゴミがたまりやすいんですよ。
ゴミが詰まると冷えが悪くなり、ラジエーターの傷みも早まると言われます。中古で見る時は、前のバンパーの開口部をのぞいてみてください。
- 整備記録簿でウォーターポンプとラジエーターの交換歴を見る
- エンジン停止後に車の下に冷却水のにじみがないか見る
- 前のバンパーの開口部に落ち葉やゴミが詰まっていないか見る
- 試乗中に水温と油温の上がり方を見ておく
油温はどのくらい気にすればいい?
ケイマン 油 温が気になる方は、まず「水温より上がるのがゆっくり」という点を覚えておいてください。水温計が上がっても、油温はまだ低いことがあります。
エンジンを回して走るのは、油温が上がってからにしておきましょう。これは旧型でも718でも同じです。

結局どの世代を選べばいい?
ここまでの話を、買う人の目線でまとめます。どれが正解というより、何を大事にするかで決まるんです。
| こんな人 | 向いている世代 | 理由 |
|---|---|---|
| 6気筒NAの音を手の届く価格で | 981 | ベースから6気筒NA |
| 予算を抑えて2ペダルで乗りたい | 987後期 | PDKが選べる世代 |
| 初代の雰囲気を楽しみたい | 986 | 涙目ライトの初代 |
| 保証付きで安心して乗りたい | 982(718) | 新しい年式が多く認定中古も選べる |
『981と718で迷う…』という方もいると思います。音と回る感じを取るなら981、新しさと燃費、保証を取るなら718です。
718をこれから買うなら、新車の在庫や受注終了の流れも知っておくと判断しやすくなります。ポルシェ718の生産終了と受注終了の経緯と、次期718のEV化の報道もあわせて見てみてください。
718の新車や未使用車まで比べたい方は、ポルシェ718の値引き相場と交渉の順番が参考になります。
旧型は個体差がとても大きい世代です。同じ型式でも、整備の記録がそろっている1台と、そうでない1台では、買った後の出費が違ってきます。
よくある質問
981と718(982)の見た目はどう見分けますか?
形はよく似ています。718はヘッドライト内の4つの光り方や、リアのランプをつなぐ帯で見分けられることが多いです。年式は車検証で確かめるのが確実です。
インタミ問題は981にもありますか?
インタミ問題の中心は986型と987型前期のエンジンです。981や718(982型)は当てはまらない世代とされています。
ケイマンのティプトロニックとは何ですか?
PDKが出る前の2ペダル車に使われた、トルコン式のオートマチックです。987前期までのケイマン・ボクスターに見られます。
ボクスターの涙目とはどの型ですか?
初代の986型です。ヘッドライトの下にウインカーが流れ込んだ形がしずくに見えることから、そう呼ばれています。
ウォーターポンプは何年で替えるものですか?
年数や距離で決まった時期はなく、状態と記録を見て判断します。にじみや異音が出ていないか、交換歴があるかを確かめておきましょう。
まとめ
- 986・987・981は自然吸気6気筒、718(982型)のベース・Sは4気筒ターボ
- インタミ問題は986と987前期の話で、981と718は当てはまらない
- 987は前期と後期で中身が違い、2ペダルはティプトロニックかPDKかを確かめる
- 981は6気筒NAの人気で相場が落ちにくい傾向
- 旧型は冷却系と整備記録簿を見てから選ぶ





コメント