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中古のケイマンやボクスターを見ていると、「981」「982」「7BA」など、数字と記号がたくさん出てきますよね。どれが何を指しているのか、分かりにくいと感じる方も多いはずです。
結論から言うと、ポルシェ718の歴代は「986・987・981・982」の4世代で、718の名前が付くのは2016年からの982型だけです。さらに982型の中でも、年式によって車検証の型式が変わります。
この記事を読めば、世代の一覧と、車検証を見てどの年式かを見分ける方法が分かります。
ケイマン・ボクスターの歴代は何世代ある?
ケイマン 歴代、ボクスター の歴代をまとめると、ボクスターは4世代、ケイマンは3世代です。ケイマンは2代目のボクスターから生まれたので、1世代少ないんです。
初代986(1996年)、2代目987(2004年)、3代目981(2012年)、4代目982=718(2016年)です。ケイマンは987C(2005年)から始まりました。
| 世代 | ボクスター | ケイマン | 登場 | エンジン | 見た目の特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 初代 | 986 | 無し | 1996年 | 水平対向6気筒NA | 涙目のヘッドライト |
| 2代目 | 987 | 987C | 2004年(ケイマン2005年) | 水平対向6気筒NA | 楕円のライト。後期で直噴とPDK |
| 3代目 | 981 | 981C | 2012年(ケイマン2013年) | 水平対向6気筒NA | つり目でシャープな形 |
| 4代目 | 982 | 982C | 2016年 | ベース・Sは4気筒ターボ、GTS 4.0以上は6気筒NA | 名前に「718」が付く |
ケイマン 世代という言い方をする時は、この3桁の番号で呼ぶのが一般的です。ボクスターは982、ケイマンは982Cと「C」を付けて呼ぶこともあります。

986・987・981はどんな世代だった?
ここでは718より前の3世代を、ざっくり押さえておきます。細かい違いや中古での選び方は981・987・986型の違いと中古の選び方で詳しく書いています。
初代986型(1996年〜)
ボクスターが生まれた世代です。ヘッドライトの下にウインカーが流れ込んだ「涙目」の顔で知られています。
エンジンは水冷の水平対向6気筒です。インタミ(IMS)問題が言われるのは、この986と987前期のエンジンなんです。
2代目987型(2004年〜、ケイマンは2005年〜)
ケイマンが初めて登場した世代です。屋根付きのクーペとして、ボクスターと並ぶ兄弟になりました。
後期になってエンジンが直噴に変わり、2ペダルもPDKが選べるようになりました。前期の2ペダルはティプトロニック(トルコン式AT)なので、年式で中身がかなり違います。
3代目981型(2012年〜、ケイマンは2013年〜)
ボディが一新された世代です。ベースグレードから自然吸気の6気筒を積む、最後の世代になりました。
『6気筒のケイマンに乗りたい』という方には、今もこの981を探す人が多いですよ。
- 自然吸気6気筒の音と回り方
- 車両価格を抑えやすい
- 世代ごとの個性を楽しめる
- 年数がたち整備費がかさみやすい
- 986と987前期はインタミ問題の確認が要る
- 個体差がとても大きい
718(982型)はどう変わった?
2016年に登場した982型から、名前の前に「718」が付きました。718は1950〜60年代の4気筒ミッドシップのレーシングカーの名前です。
一番大きな変化は、ベースとSが水平対向4気筒ターボになった点です。ここがそれまでの世代との分かれ目なんです。
| グレード | エンジン | 最高出力 | 718ケイマン | 718ボクスター |
|---|---|---|---|---|
| ベース | 2.0L 4気筒ターボ | 300PS | 948万円 | 968万円 |
| スタイルエディション | 2.0L 4気筒ターボ | 300PS | 990万円 | 1,029万円 |
| S | 2.5L 4気筒ターボ | 350PS | 1,077万円 | 1,116万円 |
| GTS 4.0 | 4.0L 6気筒NA | 400PS | 1,262万円 | 1,301万円 |
| GT4 RS/スパイダーRS | 4.0L 6気筒NA | 500PS | 2,065万円 | 2,065万円 |
価格は税込で、2026年10月時点のポルシェ公式の表示です。MTとPDKは同じ価格で、GT4 RSとスパイダーRSは7速PDKのみです。
982型の途中で増えた・消えたグレード
982型は登場から長いので、途中でグレードが入れ替わっています。2020年には6気筒NAのGTS 4.0が加わりました。
ケイマンT・ボクスターT、6気筒NAの718ケイマン GT4(420PS)と718スパイダー(420PS)、2021年の限定車ボクスター25イヤーズは、今の新車のラインアップにはありません。中古で探すグレードです。
| 過去のグレード | エンジン | 当時の情報 | 今の扱い |
|---|---|---|---|
| ケイマンT/ボクスターT | 2.0L 4気筒ターボ | 6速MT。2022年版のケイマンTは882万円 | 中古で探す |
| 718ケイマン GT4 | 4.0L 6気筒NA 420PS | 2022年版で1,377万円 | 中古で探す |
| 718スパイダー | 4.0L 6気筒NA 420PS | ボクスター系の上位モデル | 中古で探す |
| ボクスター25イヤーズ | 6気筒NA | 2021年の限定車 | 中古で探す |
『GT4って今も新車で買えるの?』と聞かれることがありますが、現行の新車はGT4 RSです。無印のGT4は中古として見ておきましょう。
982型は受注終了へ
2025年9月、ポルシェは982型の受注終了を発表しました。日本では公式サイトに価格が残っていますが、新車で買えるのは在庫車や登録済み未使用車が中心です。
経緯はポルシェ718の生産終了と受注終了の経緯に、次の世代の話は次期718はEV?最新報道にまとめています。
ケイマン・ボクスターの型式はどう読む?
ケイマン 型式、ボクスター 型式で調べると、「982」と「7BA-982M20G」のように、2種類の書き方が出てきますよね。実はこれ、意味が違うんです。
「982」はポルシェの社内の番号
986や982は、ポルシェが付けている車の世代の番号です。雑誌や販売店では、こちらで呼ぶのが普通です。
ボクスター 型番を聞かれた時も、この3桁で答えれば話が通じます。
「7BA-982M20G」は車検証の型式
日本の車検証に書かれているのが、こちらの型式です。前半のアルファベットは排出ガスの規制区分、ハイフンの後ろが車の型を表します。
718 ケイマン 型式の主な例は下の表のとおりです。ボクスター 型式一覧として見ても、同じ並びになります。
| 車検証の型式 | 中身 | 年式の目安 |
|---|---|---|
| ABA-982J1 | 初期の982型 | 2016〜2019年頃 |
| ABA-982J2 | 初期の982型 | 2016〜2019年頃 |
| 3BA-982PA/3BA-982PB | 2022年頃の型式 | 2022年 |
| 7BA-982M20G | 2.0L系(ベース・スタイルエディション) | 現行 |
| 7BA-982M25G | S(2.5L) | 現行 |
| 7BA-982M40 | GTS 4.0 | 現行 |
実は、同じグレードでも年式が違えば型式の頭の記号が変わります。自動車税の額は排気量で決まるので、型式が変わっても2.0Lなら年36,000円、2.5Lなら年43,500円、4.0Lなら年65,500円です(2019年10月以降登録の自家用乗用)。
型式は規制の区分が変わるたびに付け直されます。同じ982型でも、年式によって頭の記号が「ABA」「3BA」「7BA」と変わるんです。

年式はどうやって見分ける?
ケイマン 年式、ボクスター 年式を確かめたい時、見た目だけで判断するのは難しいです。特に981と982は形が似ているので、書類で確かめるのが確実ですよ。
- 車検証の「初度登録年月」を見る
- 車検証の「型式」を見て、上の表と照らし合わせる
- 「原動機の型式」と排気量で、4気筒か6気筒かを確かめる
- 販売店に、ポルシェの世代番号(981か982か)を聞いて合っているか確かめる
初度登録と年式はずれることがある
初度登録年月は、日本で最初に登録された時期です。輸入のタイミングによっては、作られた年と1年ほどずれることもあります。
例えば、販売店ではこんなやりとりになることがあります。
「この車は何年式になりますか」
「初度登録は2019年ですが、型式はABA-982J1なので前の規制区分の車です」
『年式と型式、どっちを見ればいいの?』と迷ったら、両方を見ておけば十分です。
ネットの在庫情報では、年式だけが大きく書かれていることが多いですよね。気になる1台が見つかったら、販売店に車検証の写しを見せてもらえるか聞いてみてください。
- 981と982は形が似ているので書類で確かめる
- 718(982型)のベース・Sは排気量が2.0Lか2.5L
- 6気筒の718はGTS 4.0・GT4・スパイダー系だけ
- 987は前期か後期かで中身が違う
どの世代を選ぶと後悔しにくい?
ここまでを、買う人の目線で並べ直します。何を大事にするかで、選ぶ世代はかなり変わります。
| 大事にしたいこと | 向いている世代 |
|---|---|
| 新しい年式と保証の安心 | 982(718) |
| 6気筒NAの音を手ごろに | 981 |
| 予算を抑えて2ペダル | 987後期 |
| 初代の雰囲気 | 986 |
| 6気筒NAで新しい年式 | 982のGTS 4.0・GT4・スパイダー系 |
718(982型)は新車保証が3年・走行距離無制限で、認定中古車(ポルシェ アプルーブド)も選べます。旧型より値段は上がりますが、買った後の安心は大きいですよ。
「6気筒だから」と年式の古い個体を選び、整備費が想定より大きくなるケースです。世代だけでなく、整備記録簿がそろっているかを見ておきましょう。
ポルシェ718買いたいドットコム
ポルシェ718の値段、先に相場を見ておく
世代と年式が決まったら、中古車の在庫をその条件で絞って見てみてください。型式と初度登録をそろえて並べると、値段の差が見えやすくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
新車の在庫車や未使用車まで含めて比べたい方は、ポルシェ718の値引き相場と交渉の順番も参考になります。
よくある質問
ポルシェ718は何代目にあたりますか?
ボクスターとしては4代目、ケイマンとしては3代目です。2016年に登場した982型から718の名前が付きました。
ケイマンの型式はどこで確かめられますか?
車検証の「型式」欄に書かれています。現行の2.0L系なら7BA-982M20Gのような表記です。
981と982(718)は何が違いますか?
981はベースから6気筒NA、982のベース・Sは4気筒ターボです。形は似ているので、書類と排気量で見分けるのが確実です。
ボクスターの型番と型式は同じものですか?
違います。986や982はポルシェの世代番号で、車検証の型式は日本の登録上の番号です。
718の次の世代はいつ出ますか?
EVの次期型が開発中と報じられていますが、価格や発売日はまだ決まっていません。
まとめ
- 歴代は986・987・981・982の4世代で、ケイマンは987Cから
- 718の名前が付くのは2016年からの982型だけ
- 982型のベース・Sは4気筒ターボ、GTS 4.0以上は6気筒NA
- 車検証の型式は年式で「ABA」「3BA」「7BA」と変わる
- 年式は初度登録と型式の両方で確かめる





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