ポルシェ718の中古車の選び方|狙い目の年式と走行距離

展示場に並ぶクーペとオープンカーと点検記録簿

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『新車の718はもう在庫車ばかり。中古のケイマンかボクスターを探そうかな』と考えている方も多いはずです。

結論から言うと、718の中古は「年式(型式)、グレードとエンジン、走行距離と記録」の順で絞ると失敗しにくくなります。同じ「ケイマン」でも、718(982型)かそれ以前の型かで中身がまったく違うからです。

この記事では、狙い目の年式と走行距離の見方、中古ならではの注意点を順番に見ていきます。

目次

ポルシェ718の中古はまず何から決める?

中古車サイトで「ケイマン」と検索すると、いろいろな年式が一度に出てきますよね。ここで最初に分けたいのが、718(982型)かどうかです。

ケイマン・ボクスターには4つの世代があり、「718」の名前が付くのは2016年からの982型だけなんです。

世代ボクスターケイマン登場エンジン
初代986無し1996年水冷水平対向6気筒
2代目987987C2004年(ケイマン2005年)6気筒。後期で直噴化・PDK
3代目981981C2012年(ケイマン2013年)6気筒NA
4代目982「718」982C「718」2016年ベース・Sは4気筒ターボ、GTS 4.0などは6気筒NA

この記事は、4代目の718(982型)を中心に見ていきます。981型以前の選び方は981・987・986型ケイマン/ボクスターの違いにまとめています。

先に結論

718の中古は「型式で982型かを確かめる」「エンジンで4気筒か6気筒かを決める」「距離より整備記録を重く見る」の3つで絞るのが近道です。

中古車サイトの表記は「718ケイマン」「ケイマン」など揺れがあります。迷ったら車検証の型式で確かめておきましょう。

狙い目の年式はいつ?

718は2016年から作られていて、途中で型式やグレード構成が変わっています。年式ごとの特徴を表にしてみました。

時期型式の例主な特徴
2016〜2019年頃ABA-982J1・ABA-982J24気筒ターボのベース・Sが中心。台数が多い
2020年〜年式で異なるGTS 4.0(4.0L 6気筒NA・400PS)が登場
2022年頃3BA-982PA・3BA-982PBT(6MT)や旧GT4(6気筒NA 420PS)もあった
2024年版7BA-982M20G・7BA-982M25G・7BA-982M40最終の価格。MTとPDKが同価格に

『結局、どの年式が狙い目なの?』と思いますよね。答えは「何を一番大事にするか」で変わるんです。

重視すること狙い目理由
価格を抑えたい2016〜2019年頃のベース・S台数が多く、選べる幅が広い
6気筒の音が欲しい2020年以降のGTS 4.04.0L 6気筒NAはGTS 4.0から
新しさと保証新車保証が残る年式新車保証は3年・走行距離無制限
MTで乗りたいT・GTS 4.0・旧GT4など台数が少ないので早めに探す
ポルシェ718の中古車の年式ごとの特徴を示した図解

ただ、生産終了でGTS 4.0・GT4・MT車は中古相場が上がり気味と報じられています。具体的な相場は時期と地域で変わるので、ここでは金額を出さないでおきます。

参考までに、新車の価格を見ておくと目安になります。2026年10月時点の公式表示価格で、ケイマンが948万円、ケイマンSが1,077万円、ケイマン GTS 4.0が1,262万円です。ボクスターは968万円・1,116万円・1,301万円でした。

走行距離はどこまでなら大丈夫?

「ケイマン 走行距離」で迷う方は多いですよね。結論から言うと、総距離だけで決めず、1年あたりの距離と整備記録を合わせて見るのが大事です。

総距離を年数で割ると、1年あたりの距離が出ます。例えばこんな計算です。

例経過年数総走行距離1年あたり
A8年40,000km5,000km
B8年8,000km1,000km
C4年60,000km15,000km
ポルシェ718の中古車の走行距離を1年あたりで見る計算例の図解

Aはよく乗られてきた車で、記録がそろっていれば安心材料になります。

Bは距離が少なくて魅力的に見えますよね。ただ、長く動かしていない車は、ゴムやシール類、バッテリーが傷んでいることも。

Cは距離が多めです。それでも、高速中心で整備記録がしっかりあれば、Bより状態がいい場合もあるんです。

距離の見方でよくある失敗

「距離が少ない=状態がいい」と決めつけてしまう。距離が極端に少ない車ほど、保管の仕方と点検の記録を確かめておきましょう。

例えば、販売店ではこんな聞き方をしてみてください。

「この距離で、どれくらいの間隔で点検していましたか?」
「毎年ディーラーで点検していて、記録簿もすべて残っています」

この答えが返ってくる車なら、距離が多少多くても候補に残していいはずです。

グレードとMT/PDKはどう選ぶ?

中古の718は、今の新車には無いグレードも選べるのがいいところです。エンジンと自動車税で分けると、こうなります。

エンジン中古で出てくる主なグレード最高出力自動車税(年額)
2.0L 4気筒ターボベース・T・スタイルエディション300PS36,000円
2.5L 4気筒ターボS350PS43,500円
4.0L 6気筒NAGTS 4.0400PS65,500円
4.0L 6気筒NA旧GT4・718スパイダー420PS65,500円
4.0L 6気筒NAGT4 RS・スパイダーRS500PS65,500円

自動車税は2019年10月以降に登録した自家用乗用車の額です。それより前の登録だと額が違う場合があるので、車検証の登録日を見てみてください。

『4気筒で十分か、6気筒にするか』は一番迷うところですよね。速さはベースでも十分ですが、音の好みは分かれます。違いは718ケイマン/ボクスター GTS 4.0とはで見ています。

変速機は、GT4 RSとスパイダーRS以外は6速MTと7速PDKがありました。中古ではPDKの方が台数は多い傾向です。

MTとPDKの選び方はポルシェ718はMTとPDKどっち?で、乗り方別にまとめています。

ケイマン(クーペ)の中古
  • 屋根の手入れがいらない
  • 青空駐車でも気をつけることが少ない
  • ボディの選択肢が多い
ボクスター(オープン)の中古
  • 幌の状態に個体差が出やすい
  • 雨の跡や開閉の動きを見る必要がある
  • 屋根の保管状態で印象が変わる

ボクスターの中古を見る時は、幌の確かめ方を718ボクスターの幌の扱いで先に読んでおくと安心ですよ。

ポルシェ718の中古で注意する点は?

ここからは、ケイマン・ボクスターの中古で見ておきたい注意点です。『ポルシェの中古って、どこを見ればいいか分からない』という方は、次のリストを持って行ってみてください。

中古の718で確かめること
  • 車検証の型式で982型(718)かを確かめる
  • 点検記録簿と、交換した部品の記録を見せてもらう
  • 修復歴の有無と、どこを直したかを聞く
  • 前後のタイヤの銘柄と残り溝を見る
  • PDKならつながり方、MTならクラッチの重さとつながる位置を見る
  • ボクスターは幌の開閉と、室内の雨の跡を見る
  • 乗り出し価格の総額と、保証の範囲を出してもらう

タイヤは前後でサイズが違うので、ローテーションができません。標準はケイマン(ベース)で前235/45ZR18・後265/45ZR18です。

中古で前後バラバラの銘柄が付いていたら、交換の時期が近いことも。交換費用の考え方はポルシェ718のタイヤサイズと交換費用で見ています。

もう一つ、よく聞かれるのがインタミ(IMS)問題です。これは986・987前期のエンジンの話で、982型の718には当てはまりません。

一方で、718にも故障しやすい箇所はあります。部位ごとの修理費の目安はポルシェ718の故障しやすい箇所と修理費の目安で確かめてみてください。

どこで買う?認定中古・中古車サイト・ヤフオクの違い

718の中古を買う場所は、大きく4つあります。それぞれ安心感と価格のバランスが違うんです。

買う場所保証価格の傾向向いている人
認定中古車(ポルシェ アプルーブド)認定中古車保証が付く高めになりやすい初めてのポルシェ・修理代が心配
中古車販売店(カーセンサーなどで探す)店ごとに違う幅が広い台数の中から比べて選びたい
個人間売買サービス(カババなど)基本は限られる安めの個体もある車の状態を自分で見極められる
オークション(ヤフオクなど)基本は無い安い個体もあるが幅が大きい整備の手配まで自分でできる

『ヤフオクのケイマン、安いけど大丈夫かな』と気になる方もいますよね。個人売買やオークションは、試乗や点検ができない場合も多いんです。

ポルシェは部品代と工賃が高めなので、買った後に大きな修理が出ると、安く買えた分がすぐに消えることも。慣れていないうちは、保証のある買い方から見ておくのがおすすめです。

認定中古車と一般中古車の差は、ポルシェ718の認定中古車は買いかで詳しく比べています。

ポルシェ718の中古車を買う場所ごとの違いを示した図解

中古の718を見に行く手順

最後に、探し始めてから契約までの順番です。

中古の718を選ぶ順番
  1. ケイマンかボクスターか、4気筒か6気筒か、MTかPDKかを決める
  2. 予算の上限を、乗り出し価格の総額で決める
  3. 中古車サイトで年式・グレード・距離を絞って在庫を見る
  4. 気になる車は、記録簿と修復歴を先に問い合わせる
  5. 現車を見て、試乗とチェックリストの確認をする
  6. 同じ条件の認定中古車と総額を比べてから決める

ここで一度、在庫を条件で絞って見てみると、相場の感覚がつかめますよ。

ポルシェ718買いたいドットコム

ポルシェ718の値段、先に相場を見ておく

年式・グレード・変速機・走行距離で絞り込んで、ケイマンとボクスターの中古車を並べてみてください。同じ条件で何台か比べると、高いか安いかが見えてきます。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

中古と新車の在庫車で迷っている方は、ポルシェ718の値引き相場と限界額で新車の在庫車の値引きも見ておくと比べやすいです。

将来売る時の評価が気になる方は、ポルシェ718のリセールバリューもどうぞ。

よくある質問

ポルシェ718の中古で狙い目の年式はいつですか?

価格を抑えたいなら台数の多い2016〜2019年頃のベース・S、6気筒の音が欲しいなら2020年以降のGTS 4.0が候補です。何を一番大事にするかで狙い目が変わります。

ケイマンの中古は走行距離何kmまでが目安ですか?

総距離だけで線を引くより、1年あたりの距離と整備記録を合わせて見るのがおすすめです。距離が極端に少ない車は、保管の仕方と点検の記録も確かめておきましょう。

中古のケイマンで注意する点は何ですか?

型式で982型かを確かめること、記録簿と修復歴、前後のタイヤ、変速機の状態を見ることです。ボクスターは幌の開閉と雨の跡も確かめてください。

718にもインタミ(IMS)問題はありますか?

インタミ問題は986・987前期のエンジンの話で、982型の718には当てはまりません。ただ、718にも故障しやすい箇所はあるので、記録簿は見ておきましょう。

ヤフオクでケイマンを買っても大丈夫ですか?

安い個体が見つかることもありますが、試乗や点検ができず保証も基本は無い買い方です。整備の手配まで自分でできる方向けと考えておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 「718」は2016年からの982型だけ。型式は車検証で確かめる
  • 年式は重視することで選ぶ。6気筒が欲しいなら2020年以降のGTS 4.0
  • 走行距離は1年あたりの距離と整備記録を合わせて見る
  • 自動車税は2.0Lが年36,000円、2.5Lが年43,500円、4.0Lが年65,500円
  • 初めてなら保証のある認定中古車から比べ始めると安心
ポルシェ718買いたいドットコム

ポルシェ718買いたいドットコム 編集部

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