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718スパイダーという名前を見て、『ボクスターと何が違うの?』と気になっていませんか。
結論から言うと、718スパイダーはボクスターをベースにした走り特化のオープンカーです。2026年10月時点で新車の公式表示にあるのは、500PSの718スパイダーRS(2,065万円・税込)だけです。
この記事を読めば、普通のボクスターとの差と、中古で探す時に見るところが分かります。
718スパイダーとはどんなクルマ?
718スパイダーは、718ボクスターの骨格を使いながら、エンジンや足回りを走り向けに仕立てたモデルです。
ひと言でいえば「屋根を開けて走れるGT4」のような存在なんです。ケイマンの上位にGT4があるように、ボクスターの上位にスパイダーがあります。
- 現行の新車ラインアップにあるのは「718スパイダーRS」だけ(2,065万円・2026年10月時点の公式表示)
- 無印の「718スパイダー」(6気筒NA・420PS)は中古で探すモデル
- どちらも2人乗り・ミッドシップ・後輪駆動
『スパイダーとスパイダーRS、名前が似ていてややこしい』と思いますよね。
整理すると、無印の718スパイダーは先に登場した420PSのモデルで、今は新車で買えません。スパイダーRSはその後に出た500PSのモデルで、2023年5月に日本で発表されました。発表時の価格は2,024万円で、今の公式表示は2,065万円です。
| 項目 | 718スパイダー(無印) | 718スパイダーRS |
|---|---|---|
| 新車の状況 | 現行ラインアップに無し(中古) | 公式表示あり(受注は終了) |
| エンジン | 水平対向6気筒NA | 4.0L水平対向6気筒NA |
| 最高出力 | 420PS | 500PS |
| 変速機 | 中古車ごとに確認 | 7速PDKのみ |
| 価格 | 中古相場で判断 | 2,065万円(2026年10月時点の公式表示) |
ラインアップ全体の中での位置づけはポルシェ718のグレードの違いで一覧にしています。
ボクスターとスパイダーの違いは?数字で比べる
『結局、ボクスターと何がどれくらい違うの?』という方のために、数字で並べてみます。
比べるのは、新車の公式表示がある718ボクスター(ベース)、718ボクスター GTS 4.0、718スパイダーRSの3台です。
| 項目 | 718ボクスター | 718ボクスター GTS 4.0 | 718スパイダーRS |
|---|---|---|---|
| 価格(2026年10月時点の公式表示・税込) | 968万円 | 1,301万円 | 2,065万円 |
| エンジン | 2.0L 4気筒ターボ | 4.0L 6気筒NA | 4.0L 6気筒NA |
| 最高出力 | 300PS | 400PS | 500PS |
| 変速機 | 6速MT/7速PDK | 6速MT/7速PDK | 7速PDKのみ |
| 屋根 | 電動ソフトトップ | 電動ソフトトップ | 手動式の軽量トップ |
| 自動車税(年額) | 36,000円 | 65,500円 | 65,500円 |

いちばん大きな違いはエンジンです。ボクスターのベースは2.0Lの4気筒ターボですが、スパイダーRSは4.0Lの6気筒自然吸気で、500PSを出します。
速さの公式表示値は、スパイダーRSが0-100km/h 3.4秒・最高速度308km/hです。ボクスターと同じエンジンを積むケイマンのベースは4.9秒・275km/hなので、別物と言っていい差があります。
重さも見ておきましょう。スパイダーRSの車両重量は1,485kgと報じられています。ボクスター スタイルエディション(6速MT)の1,410kgより重いものの、6気筒で500PSを積んでいることを考えると、かなり軽く仕上げてあります。
6気筒NAの音を味わいたいだけなら、ボクスター GTS 4.0(400PS・1,301万円)という選択肢もあります。
スパイダーRSとの差は764万円です。GTS 4.0の中身はGTS 4.0とはで解説しています。
スパイダーRSの幌(屋根)はどう扱う?
ボクスターとスパイダーRSを並べると、違いがはっきり分かるのが屋根です。
普通のボクスターはスイッチ1つで開け閉めできる電動ソフトトップです。一方、スパイダーRSは軽さを優先した手動式のトップになっています。
『手動って、毎回大変じゃない?』と思う方も多いはずです。
そうなんです。信号待ちで急に雨が降ってきた時、電動ならボタンを押すだけですが、手動式は車を止めて作業する場面が出てきます。
- 屋根の仕組みが軽く、走りの軽快さにつながる
- オープンを前提にした割り切った造り
- 開け閉めに手間と時間がかかる
- 急な雨にさっと対応しにくい
例えばこんな使い方を想像してみてください。
「週末の早朝に、山道を走りに行くだけ」
「それならトップは開けっぱなしで、帰ったら閉めるだけで済みそうだね」
こういう使い方なら、手動式の手間はほとんど気になりません。逆に、毎日の通勤や雨の多い地域での青空駐車が前提なら、電動トップのボクスターのほうが気楽です。
開け閉めの手順や雨の日の扱いは、車ごとの取扱説明書で確かめておきましょう。
中古で買う時は、幌の傷みや水漏れの跡がないかを実車で見ておくと安心です。
ソフトトップ全般の手入れや張り替えの話は718ボクスターの幌の扱いにまとめています。
スパイダーが向いている人、ボクスターで十分な人は?
ここまで読んで、『自分にはどっちが合うんだろう』と思った方もいますよね。
価格差が大きいぶん、選ぶ理由がはっきりしているほうが後悔しにくくなります。よくある使い方ごとに分けてみました。
| こんな使い方 | 合いやすいモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 毎日の通勤や買い物にも使いたい | 718ボクスター(968万円) | 電動ソフトトップで雨に強く、税も年36,000円 |
| 6気筒の音を日常で楽しみたい | 718ボクスター GTS 4.0(1,301万円) | 6速MTも選べて、屋根は電動のまま |
| 休日に走ること自体が目的 | 718スパイダーRS(2,065万円) | 500PSと軽量トップで、走りに振り切った仕様 |
| MTで操る感覚を最優先したい | GTS 4.0や中古の無印スパイダー | スパイダーRSは7速PDKのみ |
例えば、平日は駅までの送り迎えにも使うなら、手動式トップのスパイダーRSは少し気をつかう場面が増えます。
一方で、ガレージに置いて天気のいい日だけ乗るなら、スパイダーRSの割り切った造りがむしろ魅力になります。
「屋根を開ける回数」と「MTに乗りたいかどうか」の2つで考えると、候補がかなり絞れます。
維持費も考えておきましょう。6気筒の4.0Lモデルは自動車税が年65,500円で、4気筒の2.0Lより29,500円高くなります。燃料はどのグレードもハイオクです。
年間でかかるお金の全体はポルシェ718の維持費で内訳ごとに出しています。
ケイマンや昔のボクスターにもスパイダーはある?
「ケイマン スパイダー」は無い。GT4 RSとの関係
検索すると「ケイマン スパイダー」という言葉が出てきますが、ケイマンにスパイダーという名前のモデルはありません。
スパイダーはあくまでボクスター(オープン)側の名前です。ケイマン(クーペ)側でこれにあたるのが、GT4とGT4 RSなんです。
| 項目 | 718ケイマン GT4 RS | 718スパイダーRS |
|---|---|---|
| ボディ | クーペ | オープン(手動式トップ) |
| 価格(2026年10月時点の公式表示) | 2,065万円 | 2,065万円 |
| 最高出力 | 500PS | 500PS |
| 0-100km/h(公式表示値) | 3.4秒 | 3.4秒 |
| 最高速度(公式表示値) | 315km/h | 308km/h |
| 車両重量 | 1,490kg | 1,485kg |

価格も出力も加速も同じで、違うのは屋根と最高速度です。
ここが大事なところです。GT4 RSはサーキットでのタイムを追う方向、スパイダーRSは公道で風を浴びて走る楽しさに寄せた方向、と考えると選びやすくなります。
- サーキット走行の予定があるか
- 屋根を開けて走る時間をどれくらい取れるか
- 保管場所が屋内か屋外か
GT4 RSの詳しい中身は718ケイマン GT4・GT4 RSの価格と中身で解説しています。
987・981のボクスタースパイダーとは何が違う?
「ボクスター スパイダー 987」と調べている方もいますよね。
実は、スパイダーという名前は718で初めて出たものではありません。987型、981型のボクスターの時代にも「ボクスタースパイダー」が用意されていました。
| 世代 | ボクスター | ケイマン | 登場 |
|---|---|---|---|
| 2代目 | 987 | 987C(初代ケイマン) | 2004年(ケイマン2005年) |
| 3代目 | 981 | 981C | 2012年(ケイマン2013年) |
| 4代目 | 982「718」 | 982C「718」 | 2016年 |
718(982型)との大きな違いは、世代そのものの違いです。ボディも内装も別物で、部品の手に入りやすさや整備の考え方も変わってきます。
『古いスパイダーのほうが安く買えるかも』と考える方もいるかもしれません。
ただ、年式が古いほど整備の履歴が大事になります。987・981の世代ごとの違いや選び方は981・987・986型の違いと中古の選び方で詳しく書いています。
ボクスターは「982」、ケイマンは「982C」と呼ばれることもあります。
販売店の表記では「718」とだけ書かれていることも多いので、年式とあわせて確かめておきましょう。
スパイダーを中古で探す時は何を見る?
2025年9月にポルシェが現行718の受注終了を発表しており、新車で買えるのは在庫車や登録済み未使用車が中心です。
無印の718スパイダーは最初から中古で探すことになりますし、スパイダーRSも中古車まで広げて探す方が多いはずです。
生産終了を受けて、GTS 4.0やGT4、MT車などの6気筒モデルは中古相場が上がり気味と報じられています。具体的な金額は時期と地域で大きく変わるので、複数の在庫を並べて相場をつかむのがいちばんです。
- 無印の718スパイダーかスパイダーRSか、世代(987・981・982)を決める
- 変速機と走行距離、修復歴の有無で条件を絞る
- 整備記録簿と幌の状態を確認する
- 認定中古(ポルシェ アプルーブド)と一般中古の保証の差を比べる
- 幌の生地に擦れや破れがないか、閉めた状態ですき間がないか
- 室内のフロアやシートに水が入った跡がないか
- タイヤは前後で違うサイズなので、前後それぞれの溝と製造年を確かめる
- サーキット走行の有無を販売店に聞き、ブレーキやタイヤの減り方と照らし合わせる
特にタイヤは前後異径で、前後を入れ替えるローテーションができません。後ろだけ早く減ることも多いので、交換時期が近いかどうかで総額の見方が変わってきます。
『認定中古は高いけど、安心を買う意味はある?』と迷うところですよね。
6気筒の高性能モデルほど、保証の有無が気持ちの余裕につながります。詳しくはポルシェ718の認定中古車は買いかで比べています。
ポルシェ718買いたいドットコム
ポルシェ718の値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ポルシェ718の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
新車在庫を含めて値引きや交渉の順番を知りたい方は、ポルシェ718の値引き相場と限界額も参考にしてみてください。
よくある質問
718スパイダーは今でも新車で買えますか?
無印の718スパイダーは現行の新車ラインアップにありません。スパイダーRSは2026年10月時点で公式に価格が表示されていますが、受注は終了しており、在庫車や中古で探すのが現実的です。
ボクスターとスパイダーのいちばん大きな違いは何ですか?
エンジンです。ボクスターのベースは2.0L 4気筒ターボの300PS、スパイダーRSは4.0L 6気筒自然吸気の500PSです。屋根も電動ソフトトップと手動式トップで違います。
スパイダーRSはMTを選べますか?
選べません。スパイダーRSは7速PDKのみの設定です。
ケイマン スパイダーというモデルはありますか?
ありません。スパイダーはボクスター側の名前で、ケイマン側で近い位置にいるのはGT4とGT4 RSです。
スパイダーRSの自動車税はいくらですか?
排気量が約4.0Lなので、年65,500円です(2019年10月以降に登録した自家用乗用車の場合)。
まとめ
- 718スパイダーはボクスターをベースにした走り特化のオープンモデル
- 新車の公式表示はスパイダーRS(500PS・7速PDKのみ・2,065万円)だけ
- ボクスターとの最大の違いはエンジンと屋根(電動か手動か)
- ケイマン側で同じ位置にいるのはGT4 RS。価格と出力は同じで、屋根と最高速度が違う
- 無印の718スパイダーや987・981のボクスタースパイダーは中古で探す





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